【2022年版】職種別 施工管理の残業時間

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2021年4月~2022年3月の1年間でセコカンプラスに登録された、施工管理2,835名の残業時間データを分析して、残業が多い職種ランキングを作成しました。

職種の区分は(1)建築施工管理(2)土木施工管理(3)電気工事施工管理(4)設備施工管理(5)プラント施工管理(6)電気通信施工管理の6つです。

職種ごとのくわしい分析として、20~50代・60代以上の年代別平均残業時間も紹介しています。

残業が多い職種ランキング

施工管理2,835名の残業時間データをまとめたところ、今回最も平均残業時間が多かった職種は、設備施工管理で58.7時間でした。

次いで多い2位は、建築施工管理で52.8時間3位は電気工事施工管理で52.3時間という結果になりました。

最も平均残業時間が少なかったのは、電気通信施工管理で40.8時間。最も多い設備施工管理とは約18時間の差が開いています。

2022年版 施工管理 残業が多い職種ランキング 1位 設備施工管理:58.7時間/2位 建築施工管理:52.8時間/3位 電気工事施工管理:52.3時間/4位 土木施工管理:49.8時間/5位 プラント施工管理:49.5時間/6位 電気通信施工管理:40.8時間

ここからは、各職種についてくわしく見ていきましょう。

それぞれ20~50代・60代以上の年代別平均残業時間を紹介しているので、気になる職種をチェックしてみてください。

(1)建築施工管理

建築施工管理の平均残業時間は52.8時間で、残業の多さは6職種中2位でした。

年代別に見てみると、20代の平均残業時間は64.3時間で、30代は54.7時間40代は47.8時間50代は46.7時間60代以上は32.3時間となっています。

最も平均残業時間が多いのは20代で、年代が上がるにつれて残業は減少する傾向。20代と30代の間には9.6時間の差が開いています。

建築施工管理 年代別の平均残業時間 20代:64.3時間/30代:54.7時間/40代:47.8時間/50代:46.7時間/60代以上:32.3時間/平均:52.8時間

建築施工管理|この残業時間で年収はいくら?

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(2)土木施工管理

土木施工管理の平均残業時間は49.8時間で、残業の多さは6職種中4位でした。

年代別に見てみると、20代の平均残業時間は60.8時間で、30代は51.1時間40代は46.6時間50代は46.7時間60代以上は36.5時間となっています。

ほかの職種と比べて年代による平均残業時間の差が小さく、60代以上の平均残業時間は6職種のなかで最も多い結果となりました。

土木施工管理 年代別の平均残業時間 20代:60.8時間/30代:51.1時間/40代:46.6時間/50代:46.7時間/60代以上:36.5時間/平均:49.8時間

土木施工管理|この残業時間で年収はいくら?

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(3)電気工事施工管理

電気工事施工管理の平均残業時間は52.3時間で、残業の多さは6職種中3位でした。

年代別に見てみると、20代の平均残業時間は54.5時間で、30代は56.4時間40代は50.1時間50代は48.0時間60代以上は33.1時間となっています。

40代の平均残業時間の多さは6職種中1位。50代と60代以上は6職種のなかで2番目に多く、今回の調査では年代が上がっても電気工事施工管理の残業時間はあまり減らない傾向があるとわかりました。

電気工事施工管理 年代別の平均残業時間 20代:54.5時間/30代:56.4時間/40代:50.1時間/50代:48.0時間/60代以上:33.1時間/平均:52.3時間

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(4)設備施工管理

設備施工管理の平均残業時間は58.7時間で、残業の多さは6職種中1位でした。

年代別に見てみると、20代の平均残業時間は68.7時間で、30代は68.3時間40代は47.4時間50代は51.6時間60代以上は22.9時間となっています。

20代・30代・50代の平均残業時間は6職種のなかで一番多く、30代において残業時間が60時間を超えたのは設備施工管理のみ。今回の調査において、設備施工管理は特に残業が多い傾向の職種だとわかりました。

設備施工管理 年代別の平均残業時間 20代:68.7時間/30代:68.3時間/40代:47.4時間/50代:51.6時間/60代以上:22.9時間/平均:58.7時間

設備施工管理|この残業時間で年収はいくら?

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(5)プラント施工管理

プラント施工管理の平均残業時間は49.5時間で、残業の多さは6職種中5位でした。

年代別に見てみると、20代の平均残業時間は57.1時間で、30代は57.5時間40代は43.9時間50代は41.5時間60代以上は32.0時間となっています。

ほかの職種と同じく年代が上がるにつれて残業時間も減る傾向が見られ、20代・30代と40代以上の間には10時間以上の差が開く結果となりました。

プラント施工管理 年代別の平均残業時間 20代:57.1時間/30代:57.5時間/40代:43.9時間/50代:41.5時間/60代以上:32.0時間/平均:49.5時間

プラント施工管理|この残業時間で年収はいくら?

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(6)電気通信施工管理

電気通信施工管理の平均残業時間は40.8時間で、残業の多さは6職種中6位でした。

年代別に見てみると、20代の平均残業時間は54.0時間で、30代は44.5時間40代は42.8時間50代は32.4時間60代以上は15.7時間となっています。

なお、電気通信施工管理はすべての年代の平均残業時間が6職種のなかで最も短いという結果に。今回の調査においては、時間外労働が少なめの職種だとわかりました。

電気通信施工管理 年代別の平均残業時間 20代:54.0時間/30代:44.5時間/40代:42.8時間/50代:32.4時間/60代以上:15.7時間/平均:40.8時間

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調査の概要

2021年4月~2022年3月の1年間でセコカンプラスに登録された残業時間データのうち、20代以上の施工管理2,835名のデータをもとに算出した。

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(セコカンプラス編集部)

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