1級電気通信工事施工管理技士の試験がはじまった2019年度から最新の2022年度まで、4年間の合格率をまとめました。最新の試験内容と合格基準も解説しています。
1級電気通信工事施工管理技士の合格率
1級電気通信工事施工管理技士の直近4年間の合格率を調査したところ、第一次検定(学科試験)の合格率は平均50.0%、第二次検定(実地試験)の合格率は平均41.7%でした(※)。
※2021年度の技術検定から、試験の名称が学科試験は第一次検定、実地試験は第二次検定に変更されました。
ここからは、第一次検定と第二次検定それぞれの合格率について、くわしくみていきましょう。
第一次検定
1級電気通信工事施工管理技士・第一次検定の直近4年間の受検者数と合格者数、合格率のデータをまとめました。
2019年度 | 13,538人 | 5,838人 | 43.1% |
---|---|---|---|
2020年度 | 8,532人 | 4,190人 | 49.1% |
2021年度 | 8,076人 | 4,730人 | 58.6% |
2022年度 | 7,300人 | 3,982人 | 54.5% |
受検者数 | 合格者数 | 合格率 |
直近4年間の合格率は40%台~50%台を推移しており、4年間の平均合格率は50.0%でした。
2022年度は、受検者数が7,300人に対して合格者数は3,982人で、合格率は54.5%。はじめて電気通信工事施工管理技士の試験が行われた2019年度の合格率は40%台前半でしたが、10%以上合格率が上がっている結果となっています。
第二次検定
1級電気通信工事施工管理技士・第二次検定の直近4年間の受検者数・合格者数と合格率のデータをまとめました。
受検者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
2019年度 | 5,781人 | 2,860人 | 49.5% |
2020年度 | 6,707人 | 3,307人 | 49.3% |
2021年度 | 6,147人 | 1,852人 | 30.1% |
2022年度 | 5,630人 | 2,108人 | 37.4% |
第二次検定の合格率は30%台~40%台を推移しており、4年間の平均合格率は41.7%でした。
2022年度は、受検者数が5,630人に対して合格者数は2,108人で、合格率は37.4%。第一次検定とは対照的に、2019年度に比べて合格率が下がっています。
1級電気通信工事施工管理技士の試験内容・合格基準
第一次検定
1級電気通信工事施工管理技士・第一次検定はマークシート形式。電気通信工事工学等・施工管理法(知識・能力)・法規の科目から出題されます。
2022年度の出題数は午前の部が58問で、このうち回答する必要があるのは33問。午後の部が32問で、このうち回答する必要があるのは27問でした。各問題1点の60点満点で、合格基準は36問以上(得点60%以上)の正解かつ、施工管理法の応用能力に関する問題で5問中2問以上の正解でした。
第二次検定
1級電気通信工事施工管理技士・第二次検定は記述形式で、施工管理法の知識・能力に関する問題が出題されます。
2022年度の出題数は大問が6つで、このうちすべてが必須回答。配点は公開されておらず、合格基準は得点60%以上となっています。
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(セコカンプラス編集部)