1級建設機械施工管理技士の直近5年間の合格率をまとめました。
最新の試験内容と合格基準も解説しています。
1級建設機械施工管理技士の合格率
1級建設機械施工管理技士の直近5年間の合格率を調査したところ、第一次検定(学科試験)の合格率は平均25.4%、第二次検定(実地試験)の合格率は平均62.2%でした(※)。
※2021年度の技術検定から、試験の名称が学科試験は第一次検定、実地試験は第二次検定に変更されました。
ここからは、第一次検定と第二次検定それぞれの合格率について、くわしくみていきましょう。
第一次検定
1級建設機械施工管理技士・第一次検定の直近5年間の受検者数と合格者数、合格率のデータをまとめました。
受検者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
2018年度 | 2,949人 | 825人 | 28.0% |
2019年度 | 2,838人 | 712人 | 25.1% |
2020年度 | 2,346人 | 477人 | 20.3% |
2021年度 | 2,337人 | 621人 | 26.6% |
2022年度 | 2,560人 | 677人 | 26.4% |
直近5年間の合格率は20%台を推移しており、5年間の平均合格率は25.4%でした。5年連続で20%台となっています。
2022年度は、受検者数が2,560人に対して合格者数は677人で、合格率は26.4%でした。
第二次検定
1級建設機械施工管理技士・第二次検定の直近5年間の受検者数・合格者数と合格率のデータをまとめました。
受検者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
2018年度 | 1,046人 | 662人 | 63.3% |
2019年度 | 973人 | 621人 | 63.8% |
2020年度 | 217人 | 174人 | 80.2% |
2021年度 | 569人 | 369人 | 64.9% |
2022年度 | 866人 | 456人 | 52.7% |
2020年度の受検者数が少ないのは、新型コロナウイルスの影響で学科試験が免除された人のみが受検対象となったため。
第二次検定の合格率は50%台~80%台を推移しており、5年間の平均合格率は62.2%でした。
2022年度は、受検者数が866人に対して合格者数は456人で、合格率は52.7%。5年間の平均を9.5ポイント下回る結果となりました。
1級建設機械施工管理技士の試験内容・合格基準
第一次検定
1級建設機械施工管理技士・第一次検定はマークシート形式です。
2022年度の出題数は56問で、このうち回答する必要があるのは50問。合格基準は30問以上(得点60%以上)の正解でした。
第二次検定
1級建設機械施工管理技士・第二次検定は、第一次検定と同日に行われる記述形式の試験と、後日行われる実技形式の試験があります。
記述形式の試験
2022年度の出題数は、組合せ施工法に関する問題が2問(必須問題)で、施工管理法と建設機械施工法に関する問題がそれぞれ3問(このうち1問を選択して回答)でした。配点は公開されておらず、合格基準は筆記試験の得点が60%以上かつ実技試験の得点が60%以上となっています。
実技形式の試験
実技形式の試験は、受検時に選択した種別(第1種:ブルドーザー、第2種:油圧ショベル、第3種:モーター・グレーダー、第4種:ロード・ローラー、第5種:アスファルト・フィニッシャー、第6種:くい打機)に応じた試験が実施されます。
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(セコカンプラス編集部)