1級管工事施工管理技士の直近5年間の合格率をまとめました。
最新の試験内容と合格基準も解説しています。
1級管工事施工管理技士の合格率
1級管工事施工管理技士の直近5年間の合格率を調査したところ、第一次検定(学科試験)の合格率は平均37.7%、第二次検定(実地試験)の合格率は平均57.8%でした(※)。
※2021年度の技術検定から、試験の名称が学科試験は第一次検定、実地試験は第二次検定に変更されました。
ここからは、第一次検定と第二次検定それぞれの合格率について、くわしくみていきましょう。
第一次検定
1級管工事施工管理技士・第一次検定の直近5年間の受検者数と合格者数、合格率のデータをまとめました。
受検者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
2018年度 | 16,473人 | 5,471人 | 33.2% |
2019年度 | 16,838人 | 8,769人 | 52.1% |
2020年度 | 13,531人 | 4,738人 | 35.0% |
2021年度 | 15,827人 | 3,792人 | 24.0% |
2022年度 | 16,839人 | 7,231人 | 42.9% |
直近5年間の合格率は20%台~50%台を推移しており、5年間の平均合格率は37.7%でした。
2022年度は、受検者数が16,839人に対して合格者数は7,231人で、合格率は42.9%。直近5年間では2番目に高い合格率となりました。
第二次検定
1級管工事施工管理技士・第二次検定の直近5年間の受検者数・合格者数と合格率のデータをまとめました。
受検者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
2018年度 | 7,608人 | 4,011人 | 52.7% |
2019年度 | 10,431人 | 5,492人 | 52.7% |
2020年度 | 8,211人 | 5,018人 | 61.1% |
2021年度 | 4,540人 | 3,330人 | 73.3% |
2022年度 | 6,618人 | 3,769人 | 57.0% |
第二次検定の合格率は50%台~70%台を推移しており、5年間の平均合格率は57.8%でした。
2022年度は、受検者数が6,618人に対して合格者数は3,769人で、合格率は57.0%。直近5年間の平均と同程度の合格率となりました。
1級管工事施工管理技士の試験内容・合格基準
第一次検定
1級管工事施工管理技士・第一次検定はマークシート形式。機械工学等・施工管理法(知識・能力)・法規の科目から出題されます。
2022年度の出題数は73問で、そのうち解答する必要があるのは60問。各問題1点の60点満点で、合格基準は36問以上(得点60%以上)の正解かつ、施工管理法の応用能力に関する問題で7問中4問以上の正解でした。
第二次検定
1級管工事施工管理技士・第二次検定は記述形式で、施工管理法の知識・能力に関する問題が出題されます。
2022年度の出題数は大問が6つで、問題1と6が必須問題、問題2~5が選択問題でした。配点は公開されておらず、合格基準は得点60%以上となっています。
1級管工事施工管理技士の受験資格をチェック!
(セコカンプラス編集部)