2級電気工事施工管理技士の直近5年間の合格率をまとめました。
最新の試験内容と合格基準も解説しています。
2級電気工事施工管理技士の合格率
2級電気工事施工管理技士の直近5年間の合格率を調査したところ、第一次検定(学科試験)の合格率は平均57.8%、第二次検定(実地試験)の合格率は平均62.5%でした(※)。
※2021年度の技術検定から、試験の名称が学科試験は第一次検定、実地試験は第二次検定に変更されました。
ここからは、第一次検定と第二次検定それぞれの合格率について、くわしくみていきましょう。
第一次検定
2級電気工事施工管理技士・第一次検定の直近5年間の受検者数と合格者数、合格率のデータをまとめました。
受検者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
2018年度 | 3,498人 | 2,305人 | 65.9% |
2019年度 | 7,548人 | 4,237人 | 56.1% |
2020年度 | 8,239人 | 4,818人 | 58.5% |
2021年度 | 8,359人 | 4,776人 | 57.1% |
2022年度 | 8,027人 | 4,466人 | 55.6% |
2019~22年度は第一次検定(学科試験)のみ受験者と第一次検定・第二次検定(実地試験)同時受験者の合計数値を記載。2018年度は学科試験のみ受験者の数値を記載
直近5年間の合格率は50%台~60%台を推移しており、5年間の平均合格率は57.8%でした。
2022年度は、受検者数が8,027人に対して合格者数は4,466人で、合格率は55.6%。直近5年間では最も低い合格率となりました。
第二次検定
2級電気工事施工管理技士・第二次検定の直近5年間の受検者数・合格者数と合格率のデータをまとめました。
受検者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
2018年度 | 5,985人 | 3,436人 | 57.4% |
2019年度 | 5,297人 | 3,249人 | 61.3% |
2020年度 | 4,632人 | 2,967人 | 64.1% |
2021年度 | 5,082人 | 3,493人 | 68.7% |
2022年度 | 4,768人 | 2,947人 | 61.8% |
第二次検定の合格率は50%台~60%台を推移しており、5年間の平均合格率は62.5%でした。
2022年度は、受検者数が4,768人に対して合格者数は2,947人で、合格率は61.8%。直近5年間では3番目に高い合格率となりました。
2級電気工事施工管理技士の試験内容・合格基準
第一次検定
2級電気工事施工管理技士・第一次検定はマークシート形式。電気工学等・施工管理法(知識・能力)・法規の科目から出題されます。
2022年度の出題数は64問で、そのうち解答する必要があるのは40問。各問題1点の40点満点で、合格基準は24問以上(得点60%以上)の正解でした。
第一次検定の科目と解答形式
検定科目 | 解答形式 |
---|---|
電気工学等 | 四肢択一 |
施工管理法(知識) | 四肢択一 |
施工管理法(能力) | 五肢択一 |
法規 | 四肢択一 |
第二次検定
2級電気工事施工管理技士・第二次検定はマークシート形式と記述形式の両方で、施工管理法の知識・能力に関する問題が出題されます。
2022年度は記述形式の問題が大問で3つで、マークシート形式の問題が大問で2つ。配点は公開されておらず、合格基準は得点60%以上でした。
第二次検定の科目と解答形式
検定科目 | 解答形式 |
---|---|
施工管理法(知識) | 四肢択一 |
施工管理法(能力) | 記述 |
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(セコカンプラス編集部)