1級電気工事施工管理技士の直近5年間の合格率をまとめました。
最新の試験内容と合格基準も解説しています。
1級電気工事施工管理技士の合格率
1級電気工事施工管理技士の直近5年間の合格率を調査したところ、第一次検定(学科試験)の合格率は平均45.5%、第二次検定(実地試験)の合格率は平均66.7%でした(※)。
※2021年度の技術検定から、試験の名称が学科試験は第一次検定、実地試験は第二次検定に変更されました。
ここからは、第一次検定と第二次検定それぞれの合格率について、くわしくみていきましょう。
第一次検定
1級電気工事施工管理技士・第一次検定の直近5年間の受検者数と合格者数、合格率のデータをまとめました。
2018年度 | 16,989人 | 9,532人 | 56.1% |
---|---|---|---|
2019年度 | 15,048人 | 6,128人 | 40.7% |
2020年度 | 14,407人 | 5,493人 | 38.1% |
2021年度 | 15,001人 | 7,993人 | 53.3% |
2022年度 | 16,883人 | 6,458人 | 38.3% |
受検者数 | 合格者数 | 合格率 |
直近5年間の合格率は30%台~50%台を推移しており、5年間の平均合格率は45.5%でした。
2022年度は、受検者数が16,883人に対して合格者数は6,458人で、合格率は38.3%。直近5年間では2番目に低い合格率となりました。
第二次検定
1級電気工事施工管理技士・第二次検定の直近5年間の受検者数・合格者数と合格率のデータをまとめました。
受検者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
2018年度 | 12,034人 | 8,875人 | 73.7% |
2019年度 | 8,114人 | 5,382人 | 66.3% |
2020年度 | 6,723人 | 4,887人 | 72.7% |
2021年度 | 7,922人 | 4,655人 | 58.8% |
2022年度 | 7,685人 | 4,537人 | 59.0% |
第二次検定の合格率は50%台後半~70%台を推移しており、5年間の平均合格率は66.7%でした。
2022年度は、受検者数が7,685人に対して合格者数は4,537人で、合格率は59.0%。第一次検定と同じく、直近5年間では2番目に低い合格率となりました。
1級電気工事施工管理技士の試験内容・合格基準
第一次検定
1級電気工事施工管理技士・第一次検定はマークシート形式。電気工学等・施工管理法(知識・能力)・法規の科目から出題されます。
2022年度の出題数は92問で、そのうち解答する必要があるのは60問。各問題1点の60点満点で、合格基準は36問以上(得点60%以上)の正解かつ、施工管理法の能力に関する問題で6問中3問以上の正解でした。
なお、電気工事施工管理技士の第一次検定は午前の部と午後の部に分かれており、午前の部は試験時間が2時間半で57問(回答数は31問)、午後の部は試験時間が2時間で35問(回答数は29問)が出題されます。
第一次検定の科目と解答形式
検定科目 | 解答形式 |
---|---|
電気工学等 | 四肢択一 |
施工管理法(知識) | 四肢択一 |
施工管理法(能力) | 五肢択一 |
法規 | 四肢択一 |
第二次検定
1級電気工事施工管理技士・第二次検定はマークシート形式と記述形式の両方で、施工管理法の知識・能力に関する問題が出題されます。
2022年度は記述形式の問題が大問で3つで、マークシート形式の問題が大問で2つ。配点は公開されておらず、合格基準は得点60%以上でした。
第二次検定の科目と解答形式
検定科目 | 解答形式 |
---|---|
施工管理法(知識) | 五肢択一 |
施工管理法(能力) | 記述 |
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(セコカンプラス編集部)