2021年4月~2022年3月の1年間でセコカンプラスに登録された、施工管理2,535名の休日数データを分析して、平均月間休日数が多い職種ランキングを作成しました。
職種の区分は(1)建築施工管理(2)土木施工管理(3)電気工事施工管理(4)設備施工管理(5)プラント施工管理(6)電気通信施工管理の6つです。
この記事では、職種別の休日数ランキングとあわせて、20~50代・60代以上に区分した年代別の平均月間休日数も紹介しています。施工管理全体の平均月間休日数や業種別・年代別の休日数相場は、施工管理の休日数まとめ記事で紹介しています。
月間休日数が多い職種ランキング
施工管理2,535名の休日数データをまとめたところ、今回最も平均月間休日数が多かった職種は、電気通信施工管理で7.3日でした。
2位はプラント施工管理で6.4日、3位は電気工事施工管理と土木施工管理で6.1日。最も平均月間休日数が少ないのは設備施工管理の5.9日で、1位との間には1.4日の差が開く結果となりました。
電気通信施工管理のみ平均月間休日数が7日を超えましたが、ほかの5職種は6日前後が相場のよう。4週8閉所を目指している現場もありますが、今回の調査では平均月間休日数が8日に届く職種はありませんでした。
【職種別】年代ごとの休日数は?
ここからは、各職種を20~50代・60代以上に区分して、年代別の平均月間休日数を見ていきましょう。
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(1)建築施工管理
建築施工管理の平均月間休日数は6.0日で、休日数の多さは6職種中5位でした。
年代別に見てみると、20代と30代の平均月間休日数は5.8日で、40代は6.1日、50代は6.2日、60代以上は7.0日となっています。
20代と30代は6日を切っていますが、40代以降は年代が上がるにつれて休日数も若干増える傾向が見えました。
(2)土木施工管理
土木施工管理の平均月間休日数は6.1日で、休日数の多さは6職種中3位でした。
年代別に見てみると、20代の平均月間休日数は6.3日で、30代と40代は5.9日、50代は6.2日、60代以上は6.7日となっています。
20代の休日数はほかの職種と比べて多めですが、40代は6職種中6位。なお、40代の平均月間休日数が6日を切ったのは、土木施工管理のみでした。
(3)電気工事施工管理
電気工事施工管理の平均月間休日数は6.1日で、休日数の多さは6職種中3位でした。
年代別に見てみると、20代の平均月間休日数は5.9日で、30代は6.2日、40代は6.3日、50代は5.9日、60代以上は7.5日となっています。
今回の調査では、多くの職種で年代が上がるにつれて休日数が増える傾向が見られましたが、電気工事施工管理では50代の休日数が30代と40代よりも少ないという結果になりました。
(4)設備施工管理
設備施工管理の平均月間休日数は5.9日で、休日数の多さは6職種中6位でした。
年代別に見てみると、20代の平均月間休日数は5.6日で、30代は5.5日、40代は6.2日、50代は6.4日、60代以上は6.6日となっています。
全年代において休日数が少なめで、特に30代と60代以上の平均月間休日数は6職種中6位という結果になりました。
(5)プラント施工管理
プラント施工管理の平均月間休日数は6.4日で、休日数の多さは6職種中2位でした。
年代別に見てみると、20代の平均月間休日数は5.5日で、30代・40代・50代はいずれも6.6日、60代以上は7.1日となっています。
20代の休日数は6職種のなかで最も少ないですが、30代は6職種中1位でした。また、今回の調査においては30~50代の休日数が同水準という結果になりました。
(6)電気通信施工管理
電気通信施工管理の平均月間休日数は7.3日で、休日数の多さは6職種中1位でした。
年代別に見てみると、20代の平均月間休日数は7.7日で、30代は6.5日、40代は7.1日、50代は8.4日、60代以上は8.6日となっています。
30代を除く4つの年代で休日数は6職種中1位。電気通信施工管理は職種別の残業時間ランキングで最も残業が少ないという結果になっていることからも、落ち着いた働き方がしやすい職種であることが伺えます。
調査の概要
2021年4月~2022年3月の1年間でセコカンプラスに登録された休日数データのうち、20代以上の施工管理2,535名のデータをもとに算出した。
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(セコカンプラス編集部)