【2022年版】施工管理の年代別平均年収|20~60代を網羅

更新日

2021年4月~2022年3月の1年間でセコカンプラスに登録された、施工管理4,198名の年収データを分析して、20~50代・60代以上の年代別平均年収を算出しました。

年代ごとのくわしい分析として、業種別・職種別・企業規模別の平均年収も紹介しています。

【全体傾向】施工管理の平均年収

施工管理4,198名の年収データをまとめたところ、全年代の平均年収は620.4万円でした。

各年代の平均年収は、20代が482.6万円30代が598.4万円40代が661.8万円50代が717.3万円60代以上が602.4万円となっています。

年代が上がるにつれて平均年収も上がっており、ピークを迎えるのは50代。60代以降はやや平均年収が下がることがわかりました。

2022年版 年代別施工管理の平均年収 20代 482.6万円/30代 598.4万円/40代 661.8万円/50代 717.3万円/60代以上 602.4万円/平均 620.4万円

【年代別】くわしく分析

ここからは、各年代の平均年収をくわしく見ていきましょう。

年代ごとに年収の分布と、業種別・職種別・企業規模別の平均年収を紹介しています。

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(1)20代

20代施工管理の平均年収は482.6万円です。

年収の分布を見てみると、300~400万円の人が最も多く、全体の34.1%を占めていました。

次いで多いのは400~500万円で27.7%。年収が900~1,000万円の人は全体の0.3%で、1,001万円を超えている人はいませんでした。

20代施工管理の年収分布 300万円未満 4.0%/~400万円 34.1%/~500万円 27.7%/~600万円 17.3%/~700万円 10.2%/~800万円 5.3%/~900万円 1.2%/~1,000万円 0.3%/1,001万円以上 0.0%

業種別の平均年収

20代の平均年収を業種別で見てみると、最も高かったのはゼネコンの552.5万円で、次いで高かったのはサブコン・専門工事会社の485.3万円でした。

最も低いのは内装・リフォームで、平均年収は380.1万円となっています。

順位 業種名 平均年収
1 ゼネコン 552.5万円
2 サブコン・専門工事会社 485.3万円
3 プラント 480.6万円
4 不動産管理 452.0万円
5 建築設備・建材メーカー 441.8万円
6 戸建て住宅 412.6万円
7 内装・リフォーム 380.1万円

職種別の平均年収

20代の平均年収を職種別で見てみると、最も高かったのは設備施工管理の517.9万円で、次いで高かったのはプラント施工管理の503.1万円でした。

最も低いのは電気通信施工管理で、平均年収は451.8万円となっています。

順位 職種名 平均年収
1 設備施工管理 517.9万円
2 プラント施工管理 503.1万円
3 土木施工管理 497.6万円
4 建築施工管理 480.9万円
5 電気工事施工管理 466.5万円
6 電気通信施工管理 451.8万円

企業規模別の平均年収

20代の平均年収を企業規模別で見てみると、従業員数が1,001名以上の企業に勤務している施工管理の平均年収は547.2万円で、301~1,000名の企業に勤務している施工管理の平均年収は469.9万円でした。

一方、従業員数が100名以下の企業に勤務している施工管理の平均年収は405.5万円となっており、企業規模が大きくなるほど年収も高くなっていることがわかります。

企業規模 平均年収
1,001名以上 547.2万円
301~1,000名 469.9万円
101~300名 441.4万円
100名以下 405.5万円

※施工管理4,198名のうち、企業規模の項目に回答した2,211名の年収データで算出。

(2)30代

30代施工管理の平均年収は598.4万円です。

年収の分布を見てみると、500~600万円の人が最も多く、全体の27.2%を占めていました。

次いで多いのは400~500万円で23.3%。年収が1,001万円を超えている人は全体の1.5%でした。

30代施工管理の年収分布 300万円未満 0.6%/~400万円 10.1%/~500万円 23.3%/~600万円 27.2%/~700万円 17.5%/~800万円 12.1%/~900万円 5.1%/~1,000万円 2.7%/1,001万円以上 1.5%

業種別の平均年収

30代の平均年収を業種別で見てみると、最も高かったのはゼネコンの672.4万円で、次いで高かったのはプラントの651.9万円でした。

最も低いのは内装・リフォームで、平均年収は539.2万円となっています。

順位 業種名 平均年収
1 ゼネコン 672.4万円
2 プラント 651.9万円
3 戸建て住宅 586.6万円
4 サブコン・専門工事会社 582.5万円
5 不動産管理 577.7万円
6 建築設備・建材メーカー 546.9万円
7 内装・リフォーム 539.2万円

職種別の平均年収

30代の平均年収を職種別で見てみると、最も高かったのはプラント施工管理の678.8万円で、次いで高かったのは設備施工管理の636.6万円でした。

最も低いのは土木施工管理で、平均年収は586.9万円となっています。

順位 職種名 平均年収
1 プラント施工管理 678.8万円
2 設備施工管理 636.6万円
3 電気工事施工管理 594.0万円
4 電気通信施工管理 588.4万円
5 建築施工管理 588.1万円
6 土木施工管理 586.9万円

企業規模別の平均年収

30代の平均年収を企業規模別で見てみると、従業員数が1,001名以上の企業に勤務している施工管理の平均年収は685.9万円で、301~1,000名の企業に勤務している施工管理の平均年収は596.5万円でした。

一方、従業員数が100名以下の企業に勤務している施工管理の平均年収は524.7万円となっており、企業規模が大きくなるほど年収も高くなっていることがわかります。

企業規模 平均年収
1,001名以上 685.9万円
301~1,000名 596.5万円
101~300名 578.0万円
100名以下 524.7万円

※施工管理4,198名のうち、企業規模の項目に回答した2,211名の年収データで算出。

(3)40代

40代施工管理の平均年収は661.8万円です。

年収の分布を見てみると、600~700万円の人が最も多く、全体の23.2%を占めていました。

次いで多いのは500~600万円で23.0%。年収が1,001万円を超えている人は全体の3.1%でした。

40代施工管理の年収分布 300万円未満 0.1%/~400万円 5.3%/~500万円 16.2%/~600万円 23.0%/~700万円 23.2%/~800万円 16.2%/~900万円 7.7%/~1,000万円 5.2%/1,001万円以上 3.1%

業種別の平均年収

40代の平均年収を業種別で見てみると、最も高かったのはプラントの738.2万円で、次いで高かったのはゼネコンの700.6万円でした。

最も低いのは内装・リフォームで、平均年収は613.6万円となっています。

順位 業種名 平均年収
1 プラント 738.2万円
2 ゼネコン 700.6万円
3 建築設備・建材メーカー 685.1万円
4 サブコン・専門工事会社 646.1万円
5 戸建て住宅 626.8万円
6 不動産管理 624.0万円
7 内装・リフォーム 613.6万円

職種別の平均年収

40代の平均年収を職種別で見てみると、最も高かったのはプラント施工管理の725.8万円で、次いで高かったのは電気通信施工管理の678.0万円でした。

最も低いのは土木施工管理で、平均年収は636.7万円となっています。

順位 職種名 平均年収
1 プラント施工管理 725.8万円
2 電気通信施工管理 678.0万円
3 設備施工管理 673.2万円
4 電気工事施工管理 669.7万円
5 建築施工管理 659.7万円
6 土木施工管理 636.7万円

企業規模別の平均年収

40代の平均年収を企業規模別で見てみると、従業員数が1,001名以上の企業に勤務している施工管理の平均年収は771.5万円で、301~1,000名の企業に勤務している施工管理の平均年収は656.7万円でした。

一方、従業員数が100名以下の企業に勤務している施工管理の平均年収は603.8万円となっており、企業規模が大きくなるほど年収も高くなっていることがわかります。

企業規模 平均年収
1,001名以上 771.5万円
301~1,000名 656.7万円
101~300名 666.2万円
100名以下 603.8万円

※施工管理4,198名のうち、企業規模の項目に回答した2,211名の年収データで算出。

(4)50代

50代施工管理の平均年収は717.3万円です。

年収の分布を見てみると、600~700万円の人が最も多く、全体の20.4%を占めていました。

次いで多いのは500~600万円で20.1%。年収が1,001万円を超えている人は全体の5.4%でした。

50代施工管理の年収分布 300万円未満 0.2%/~400万円 5.0%/~500万円 10.2%/~600万円 20.1%/~700万円 20.4%/~800万円 17.3%/~900万円 11.9%/~1,000万円 9.5%/1,001万円以上 5.4%

業種別の平均年収

50代の平均年収を業種別で見てみると、最も高かったのは建築設備・建材メーカーの812.4万円で、次いで高かったのはプラントの808.9万円でした。

最も低いのは戸建て住宅で、平均年収は654.6万円となっています。

順位 業種名 平均年収
1 建築設備・建材メーカー 812.4万円
2 プラント 808.9万円
3 ゼネコン 794.0万円
4 内装・リフォーム 712.6万円
5 サブコン・専門工事会社 670.3万円
6 不動産管理 664.9万円
7 戸建て住宅 654.6万円

職種別の平均年収

50代の平均年収を職種別で見てみると、最も高かったのはプラント施工管理の849.5万円で、次いで高かったのは設備施工管理の740.7万円でした。

最も低いのは土木施工管理で、平均年収は694.8万円となっています。

順位 職種名 平均年収
1 プラント施工管理 849.5万円
2 設備施工管理 740.7万円
3 電気工事施工管理 729.7万円
4 電気通信施工管理 711.7万円
5 建築施工管理 708.8万円
6 土木施工管理 694.8万円

企業規模別の平均年収

50代の平均年収を企業規模別で見てみると、従業員数が1,001名以上の企業に勤務している施工管理の平均年収は791.8万円で、301~1,000名の企業に勤務している施工管理の平均年収は813.4万円でした。

20~40代は企業規模が大きくなるにつれて年収も高くなっていますが、50代は301~1,000名の企業で働いている施工管理のほうが平均年収は高く、逆転現象が起こっていることがわかります。

企業規模 平均年収
1,001名以上 791.8万円
301~1,000名 813.4万円
101~300名 718.5万円
100名以下 649.7万円

※施工管理4,198名のうち、企業規模の項目に回答した2,211名の年収データで算出。

(5)60代以上

60代以上の施工管理の平均年収は602.4万円です。

年収の分布を見てみると、400~500万円と500~600万円の人が多く、それぞれ全体の24.7%を占めていました。

次いで多いのは600~700万円で17.9%。年収が1,001万円を超えている人は全体の1.3%でした。

60代以上の施工管理の年収分布 300万円未満 0.6%/~400万円 11.4%/~500万円 24.7%/~600万円 24.7%/~700万円 17.9%/~800万円 11.4%/~900万円 4.2%/~1,000万円 3.9%/1,001万円以上 1.3%

業種別の平均年収

60代以上の平均年収を業種別で見てみると、最も高かったのはプラントの673.6万円で、次いで高かったのは不動産管理の666.5万円でした。

最も低いのは内装・リフォームで、平均年収は481.2万円となっています。

順位 業種名 平均年収
1 プラント 673.6万円
2 不動産管理 666.5万円
3 建築設備・建材メーカー 653.1万円
4 ゼネコン 620.2万円
5 サブコン・専門工事会社 567.7万円
6 戸建て住宅 499.8万円
7 内装・リフォーム 481.2万円

職種別の平均年収

60代以上の平均年収を職種別で見てみると、最も高かったのはプラント施工管理の663.4万円で、次いで高かったのは電気工事施工管理の649.8万円でした。

最も低いのは電気通信施工管理で、平均年収は501.5万円となっています。

順位 職種名 平均年収
1 プラント施工管理 663.4万円
2 電気工事施工管理 649.8万円
3 設備施工管理 613.3万円
4 建築施工管理 602.5万円
5 土木施工管理 570.7万円
6 電気通信施工管理 501.5万円

企業規模別の平均年収

60代以上の平均年収を企業規模別で見てみると、従業員数が1,001名以上の企業に勤務している施工管理の平均年収は596.0万円で、301~1,000名の企業に勤務している施工管理の平均年収は635.8万円。従業員数が100名以下の企業に勤務している施工管理の平均年収は598.2万円でした。

最も平均年収が高いのは従業員数301~1,000名の企業で働いている施工管理で、次いで高いのは100名以下の企業で働いている施工管理。60代以上になると、企業規模が大きいからといって平均年収が高くなるわけではないことがわかりました。

企業規模 平均年収
1,001名以上 596.0万円
301~1,000名 635.8万円
101~300名 553.5万円
100名以下 598.2万円

※施工管理4,198名のうち、企業規模の項目に回答した2,211名の年収データで算出。

調査の概要

2021年4月~2022年3月の1年間でセコカンプラスに登録された待遇データのうち、年収情報の入力があった20代以上の施工管理4,198名のデータをもとに算出した。

企業規模別の平均年収は、上記4,198名のうち企業規模の項目に回答した2,211名のデータをもとに算出している。

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(セコカンプラス編集部)

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