2021年4月~2022年3月の1年間でセコカンプラスに登録された、施工管理4,198名の年収データを分析して、業種別の平均年収ランキングを作成しました。
業種の区分は(1)ゼネコン(2)サブコン・専門工事会社(3)プラント(4)不動産管理(5)戸建て住宅(6)内装・リフォーム(7)建築設備・建材メーカーの7つです。
業種ごとのくわしい分析として、20代から60代の年代別平均年収も紹介しています。
【7業種別】施工管理の平均年収ランキング
施工管理4,198名の年収データをまとめたところ、今回最も平均年収が高かったのは、プラント勤務の施工管理で692.5万円でした。2位を30万円近く上回り、トップの座についています。
2位はゼネコン勤務の施工管理で平均年収は663.1万円、3位は建築設備・建材メーカー勤務の施工管理で平均年収は651.4万円という結果になりました。
ここからは、各業種の平均年収をくわしく見ていきましょう。
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(1)ゼネコン
ゼネコン勤務の施工管理の平均年収は663.1万円で、7業種中2位でした。
年代別に見てみると、20代の平均年収は552.5万円で、30代の平均年収は672.4万円。ピークは50代で平均年収794.0万円となっています。
20代と30代の平均年収は7業種のなかで最も高く、施工管理のなかでは若手のうちから高収入を期待できる業種だとわかります。
ゼネコン各社の平均年収はいくら?
(2)サブコン・専門工事会社
サブコン・専門工事会社勤務の施工管理の平均年収は604.7万円で、7業種中4位でした。
年代別に見てみると、20代の平均年収は485.3万円で、30代の平均年収は582.5万円。ピークは50代で平均年収670.3万円となっています。
サブコン各社の平均年収はいくら?
(3)プラント
プラント勤務の施工管理の平均年収は692.5万円で、7業種中1位でした。
年代別に見てみると、20代の平均年収は480.6万円で、30代の平均年収は651.9万円。ピークは50代で平均年収808.9万円となっています。
各年代ともに高水準で、ピーク時(50代)の平均年収は建築設備・建材メーカーに次ぐ2位。60代以上の平均年収は673.6万円で、7業種中1位でした。
プラント各社の平均年収はいくら?
(4)不動産管理
不動産管理会社勤務の施工管理の平均年収は601.8万円で、7業種中5位でした。
年代別に見てみると、20代の平均年収は452.0万円で、30代の平均年収は577.7万円。ピークは60代以上で平均年収666.5万円となっています。
50代と60代以上の平均年収は僅差ではありますが、ピークを迎えるのが60代以上なのは7業種のなかで不動産管理のみでした。
(5)戸建て住宅
戸建て住宅勤務の施工管理の平均年収は565.4万円で、7業種中6位でした。
年代別に見てみると、20代の平均年収は412.6万円で、30代の平均年収は586.6万円。ピークは50代で平均年収654.6万円となっています。
ハウスメーカー各社の平均年収はいくら?
(6)内装・リフォーム
内装・リフォーム勤務の施工管理の平均年収は559.5万円で、7業種中7位でした。
年代別に見てみると、20代の平均年収は380.1万円で、30代の平均年収は539.2万円。ピークは50代で平均年収712.6万円となっています。
ピーク時の平均年収はほかの業種と同水準ですが、20~40代の平均年収は7業種のなかで最も低い結果となりました。
(7)建築設備・建材メーカー
建築設備・建材メーカー勤務の施工管理の平均年収は651.4万円で、7業種中3位でした。
年代別に見てみると、20代の平均年収は441.8万円で、30代の平均年収は546.9万円。ピークは50代で平均年収812.4万円となっています。
20代・30代の平均年収はそれほど高くありませんが、50代の平均年収は7業種中1位。若手の年収とピーク時の年収に差が開く結果となりました。
調査の概要
2021年4月~2022年3月の1年間でセコカンプラスに登録された年収データのうち、20代以上の施工管理4,198名のデータをもとに算出した。
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(セコカンプラス編集部)