2級土木施工管理技士の合格率を徹底分析【2023年版】

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2級土木施工管理技士の直近5年間の合格率をまとめました。

最新の試験内容と合格基準も解説しています。

2級土木施工管理技士の合格率

2級土木施工管理技士の直近5年間の合格率を調査したところ、第一次検定(学科試験)の合格率は平均66.8%第二次検定(実地試験)の合格率は平均39.2%でした(※)。

※2021年度の技術検定から、試験の名称が学科試験は第一次検定、実地試験は第二次検定に変更されました。

【2級土木施工管理技士の合格率】2018年度/第一次検定:62.2%/第二次検定:34.9%|2019年度/第一次検定:64.0%/第二次検定:39.5%|2020年度/第一次検定:70.1%/第二次検定:43.9%|2021年度/第一次検定:72.5%/第二次検定:40.7%|2022年度/第一次検定:63.8%/第二次検定:37.7%|第一次検定 平均:66.8%|第二次検定 平均:39.2%

ここからは、第一次検定と第二次検定それぞれの合格率について、くわしくみていきましょう。

第一次検定

2級土木施工管理技士・第一次検定の直近5年間の受検者数と合格者数、合格率のデータをまとめました。

受検者数 合格者数 合格率
2018年度 27,845人 17,319人 62.2%
2019年度 27,374人 17,506人 64.0%
2020年度 33,625人 23,562人 70.1%
2021年度 30,160人 21,876人 72.5%
2022年度 27,915人 17,814人 63.8%

直近5年間の合格率は60%台~70%台前半を推移しており、5年間の平均合格率は66.8%でした。

2022年度は、受検者数が27,915人に対して合格者数は17,814人で、合格率は63.8%。直近5年間では2番目に低い合格率となりました。

第二次検定

2級土木施工管理技士・第二次検定の直近5年間の受検者数・合格者数と合格率のデータをまとめました。

受検者数 合格者数 合格率
2018年度 34,026人 11,878人 34.9%
2019年度 32,303人 12,768人 39.5%
2020年度 29,640人 13,014人 43.9%
2021年度 29,112人 11,838人 40.7%
2022年度 32,916人 12,409人 37.7%

※2018~2020年度の受検者数は学科試験受検者(学科のみ受検者を除く)と学科試験免除受検者(前年度学科試験合格者など)の合計で、2021・2022年度の受検者数は第一次検定及び第二次検定同日受検者のうち第一次検定合格者と第一次検定免除受検者の合計となっています。

第二次検定の合格率は30%台~40%台を推移しており、5年間の平均合格率は39.2%でした。

2022年度は、受検者数が32,916人に対して合格者数は12,409人で、合格率は37.7%。2021年度から受検者数の算出方法が変わり、第一次・第二次の同日受検者のうち第一次が合格基準に届かなかった人は、合格者としてカウントされない仕組みとなりました。

2級土木施工管理技士の試験内容・合格基準

第一次検定

2級土木施工管理技士・第一次検定はマークシート形式。土木工学等・施工管理法・法規の科目から出題されます。

2022年度の出題数は土木が61問、鋼構造物塗装が47問、薬液注入が47問で、いずれの受検種別も解答する必要があるのは40問。各問題1点の40点満点で、合格基準は24問以上(得点60%以上)の正解でした。

第二次検定

2級土木施工管理技士・第二次検定は記述形式。受検種別に応じた施工管理法の知識・応用能力に関する問題が出題されます。

2022年度の出題数は大問が9問で、問題1~5が必須問題、問題6~9が選択問題でした。配点は公開されておらず、合格基準は得点60%以上となっています。

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(セコカンプラス編集部)

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