2級建築施工管理技士の合格率を徹底分析【2023年版】

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2級建築施工管理技士の直近5年間の合格率をまとめました。

最新の試験内容と合格基準も解説しています。

2級建築施工管理技士の合格率

2級建築施工管理技士の直近5年間の合格率を調査したところ、第一次検定(学科試験)の合格率は平均36.9%、第二次検定(実地試験)の合格率は平均39.3%でした(※)。

※2021年度の技術検定から、試験の名称が学科試験は第一次検定、実地試験は第二次検定に変更されました。

【2級建築施工管理技士の合格率】2018年度/第一次検定:25.9%/第二次検定:25.2%|2019年度/第一次検定:31.6%/第二次検定:27.1%|2020年度/第一次検定:35.0%/第二次検定:56.7%|2021年度/第一次検定:49.0%/第二次検定:52.9%|2022年度/第一次検定:42.3%/第二次検定:53.1%|第一次検定 平均:36.9%/第二次検定 平均:39.3%|国土交通省のデータをもとに作成。第二次検定の2018年度と2019年度は、国土交通省の合格率算出方法が異なる可能性があるため、他の年度と比べて低い数値となっている。

ここからは、第一次検定と第二次検定それぞれの合格率について、くわしくみていきましょう。

第一次検定

2級建築施工管理技士・第一次検定の直近5年間の受検者数と合格者数、合格率のデータをまとめました。

受検者数 合格者数 合格率
2018年度 28,888人 7,495人 25.9%
2019年度 28,718人 9,083人 31.6%
2020年度 32,468人 11,366人 35.0%
2021年度 32,128人 15,736人 49.0%
2022年度 27,004人 11,421人 42.3%

直近5年間の合格率は20%台~40%台を推移しており、5年間の平均合格率は36.9%でした。

2022年度は、受検者数が27,004人に対して合格者数は11,421人で、合格率は42.3%。直近5年間では2番目に高い合格率となりました。

第二次検定

2級建築施工管理技士・第二次検定の直近5年間の受検者数・合格者数と合格率のデータをまとめました。

受検者数 合格者数 合格率
2018年度 24,131人 6,084人 25.2%
2019年度 22,663人 6,134人 27.1%
2020年度 11,484人 6,514人 56.7%
2021年度 15,507人 8,205人 52.9%
2022年度 14,909人 7,924人 53.1%

第二次検定の合格率は20%台~50%台を推移しており、5年間の平均合格率は39.3%でした。

2022年度は、受検者数が14,909人に対して合格者数は7,924人で、合格率は53.1%。同じ基準で合格率が算出されている2020~2022年度の3年間は、同水準の合格率となりました。

2級建築施工管理技士の試験内容・合格基準

第一次検定

2級建築施工管理技士・第一次検定はマークシート形式。建築学等・施工管理法(知識・能力)・法規の科目から出題されます。

2022年度の出題数は50問で、そのうち解答する必要があるのは40問。各問題1点の40点満点で、合格基準は24問以上(得点60%以上)の正解でした。

第一次検定の科目と解答形式

検定科目 解答形式
建築学等 四肢一択
施工管理法(知識) 四肢一択
施工管理法(能力) 四肢二択
法規 四肢一択

第二次検定

2級建築施工管理技士・第二次検定はマークシート形式と記述形式の両方。受検種別に応じた施工管理法の知識・能力に関する問題が出題されます。

2022年度はマークシート形式の問題が14問で、記述形式の問題が大問で3つ。配点は公開されておらず、合格基準は得点60%以上でした。

第二次検定の科目と解答形式

受検種別 科目 解答形式
建築 施工管理法(知識) 四肢一択
施工管理法(能力) 記述
躯体 躯体施工管理法(知識) 四肢一択
躯体施工管理法(能力) 記述
仕上げ 仕上施工管理法(知識) 四肢一択
仕上施工管理法(能力) 記述

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(セコカンプラス編集部)

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