2級建築施工管理技士の直近5年間の合格率をまとめました。
最新の試験内容と合格基準も解説しています。
2級建築施工管理技士の合格率
2級建築施工管理技士の直近5年間の合格率を調査したところ、第一次検定(学科試験)の合格率は平均36.9%、第二次検定(実地試験)の合格率は平均39.3%でした(※)。
※2021年度の技術検定から、試験の名称が学科試験は第一次検定、実地試験は第二次検定に変更されました。
ここからは、第一次検定と第二次検定それぞれの合格率について、くわしくみていきましょう。
第一次検定
2級建築施工管理技士・第一次検定の直近5年間の受検者数と合格者数、合格率のデータをまとめました。
受検者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
2018年度 | 28,888人 | 7,495人 | 25.9% |
2019年度 | 28,718人 | 9,083人 | 31.6% |
2020年度 | 32,468人 | 11,366人 | 35.0% |
2021年度 | 32,128人 | 15,736人 | 49.0% |
2022年度 | 27,004人 | 11,421人 | 42.3% |
直近5年間の合格率は20%台~40%台を推移しており、5年間の平均合格率は36.9%でした。
2022年度は、受検者数が27,004人に対して合格者数は11,421人で、合格率は42.3%。直近5年間では2番目に高い合格率となりました。
第二次検定
2級建築施工管理技士・第二次検定の直近5年間の受検者数・合格者数と合格率のデータをまとめました。
受検者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
2018年度 | 24,131人 | 6,084人 | 25.2% |
2019年度 | 22,663人 | 6,134人 | 27.1% |
2020年度 | 11,484人 | 6,514人 | 56.7% |
2021年度 | 15,507人 | 8,205人 | 52.9% |
2022年度 | 14,909人 | 7,924人 | 53.1% |
第二次検定の合格率は20%台~50%台を推移しており、5年間の平均合格率は39.3%でした。
2022年度は、受検者数が14,909人に対して合格者数は7,924人で、合格率は53.1%。同じ基準で合格率が算出されている2020~2022年度の3年間は、同水準の合格率となりました。
2級建築施工管理技士の試験内容・合格基準
第一次検定
2級建築施工管理技士・第一次検定はマークシート形式。建築学等・施工管理法(知識・能力)・法規の科目から出題されます。
2022年度の出題数は50問で、そのうち解答する必要があるのは40問。各問題1点の40点満点で、合格基準は24問以上(得点60%以上)の正解でした。
第一次検定の科目と解答形式
検定科目 | 解答形式 |
---|---|
建築学等 | 四肢一択 |
施工管理法(知識) | 四肢一択 |
施工管理法(能力) | 四肢二択 |
法規 | 四肢一択 |
第二次検定
2級建築施工管理技士・第二次検定はマークシート形式と記述形式の両方。受検種別に応じた施工管理法の知識・能力に関する問題が出題されます。
2022年度はマークシート形式の問題が14問で、記述形式の問題が大問で3つ。配点は公開されておらず、合格基準は得点60%以上でした。
第二次検定の科目と解答形式
受検種別 | 科目 | 解答形式 |
---|---|---|
建築 | 施工管理法(知識) | 四肢一択 |
施工管理法(能力) | 記述 | |
躯体 | 躯体施工管理法(知識) | 四肢一択 |
躯体施工管理法(能力) | 記述 | |
仕上げ | 仕上施工管理法(知識) | 四肢一択 |
仕上施工管理法(能力) | 記述 |
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(セコカンプラス編集部)