監理技術者の資格を持っていることを示す監理技術者資格者証。この記事では、有効期限や更新方法、講習を受けた後の手続きなど、資格者証に関する基礎知識を解説します。
監理技術者資格者証ってどんなもの?
監理技術者資格者証とは、監理技術者としての資格があることを示すもの。カードサイズで、表面には氏名・所属企業名・保有資格など、裏面には監理技術者講習の修了履歴が記載されています。
監理技術者として配置された場合は、監理技術者資格者証を携帯して発注者から求められたタイミングで提示できるようにしておくのがルールです。
有効期限はいつまで?
監理技術者資格者証の有効期限は、交付日から5年間です。
具体的な日付は資格者証の中央に記載されているので、期限が切れる前に更新手続きをするようにしましょう。更新手続きは、有効期限の6ヶ月前から可能です。
手続き後、新しい資格者証が交付されるまでにかかる期間は最短だと10日ですが、場合によっては20日以上かかることもあるため、余裕を持った対応を心がけましょう。
更新・変更・追加申請の手続き方法は?
監理技術者資格者証の手続きは、1. 更新申請、2. 新規申請、3. 追加申請、4. 変更届出の4種類です。
監理技術者資格者証の手続きの種類
- 更新申請
通常の更新をする場合 - 新規申請
有効期限が切れてしまった場合 - 追加申請
1級国家資格や実務経験などで、新たに監理技術者の資格を追加する場合 - 変更届出
有効期限は6ヶ月以上あるが、資格者証に記載してある内容を変更したい場合
それぞれ手続き内容や必要な書類が異なるので、くわしくは「監理技術者の更新ガイド|期限切れの対処法も解説」を確認してください。
なお、監理技術者資格者証を更新する前に、余裕を持って早めに監理技術者講習を再受講しておくと、手続きがスムーズに進みます。
監理技術者講習は、いつまでに受講すればいい?
監理技術者として配置されるには、資格者証の更新だけではなく、監理技術者講習の再受講も必要です。
講習の有効期間は、受講日の翌年の1月1日から5年以内(2021年1月改定)。場合によっては講習を再受講するタイミングと資格者証の有効期限が同時期ではない可能性もあるので、資格者証の裏面に記載されている監理技術者講習修了履歴を確認し、講習の有効期間が終わる前に再受講しておくようにしましょう。
なお、期限切れが迫る年末は申し込みが集中して予約できない可能性もあるので、余裕を持って早めに受講するのが大切です。
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講習を受けた後は、何の手続きが必要?
講習を修了したら、この後のフローチャートにしたがって監理技術者資格者証の更新手続きを行いましょう。
一般的な更新であれば更新申請ページで手続きしますが、もし資格者証の有効期限が切れている場合は新規申請ページから、新たに監理技術者資格を追加する場合は追加申請ページから手続きします。
なお、資格者証の有効期限が6ヶ月以上残っており更新申請ができない場合は、代わりに講習を受けた機関が発行している監理技術者講習修了ラベルを資格者証の裏面に貼り付ける対応が必要です。
(セコカンプラス編集部)