朝は早く、夜は遅いのが施工管理の常……。
実際のところ、全国の施工管理は何時頃に出勤しているのでしょうか。 施工管理1,390名へのアンケートをもとに、リアルなデータをまとめました。
最も多いのは7:30~8:00に出勤
まずは、施工管理全体の出勤時刻(=職場に着く時刻)からみていきましょう。
施工管理1,390名に平均的な出勤時刻について聞いたところ、最も回答が多かった出勤時刻は7:30~8:00でした。
7:00までに出勤する人が全体の20%を占めており、なかには5時台に出勤している人も。身支度や通勤にかかる時間を考えると、起床はさらに早いということになります。
一方、9:00以降に出勤する人は2%と極少数でした。
【業種別】最も朝が早いのはゼネコンの施工管理
続いて業種別で調査したところ、最も出勤時刻が早いのはゼネコンで働く施工管理という結果に。
ゼネコンは7:00~7:30に出勤する人の割合が最も高いのに対し、それ以外の業種はゼネコンより30分遅い7:30~8:00がボリュームゾーンとなっています。
不動産管理は出勤時刻が遅め
今回の調査で出勤時刻が遅い傾向が見られたのは、不動産管理会社で働く施工管理。半数以上が、平均的な出勤時刻を8:00以降と回答しました。
不動産管理会社が担当する案件は改修工事が中心で新築工事は行わないため、施工管理のなかでは残業時間が短いのが特徴。朝も比較的ゆっくりと過ごせるようです。
【職種別】土木は過半数が7:30までに出勤
最後に職種別で調査したところ、いずれの職種もボリュームゾーンは7:30~8:00ですが、土木施工管理のみ半数以上が7:30までに出勤していることがわかりました。
8時以降に出勤する土木施工管理は全体の20%以下で、ほかの職種と比べて低い割合となっています。
土木以外はほぼ同じ時間帯
建築・電気・設備施工管理の傾向はほぼ同じで、7:30までに出勤する人は全体の30%程度でした。
土木と比べると若干遅い傾向はありますが、それでも建設業を除く多くの企業が始業時刻に定める9:00よりも前に出勤する人が大半となっています。
アンケートの概要
求人サイト『建設・設備求人データベース』の登録者にアンケートを送信し、現役の施工管理1,390名が回答した。
調査期間:2020年3月4日~3月11日
(セコカンプラス編集部)