これだけは覚えておきたい!施工管理の面接マナー・適した服装

更新日

この記事では面接のマナーについて、服装・持ち物・会場でのマナーの3つにわけて紹介。必ず守りたいことを、施工管理専門のキャリアアドバイザー・宮原泰成氏に伺ってまとめました。

不安なく臨めるよう、面接前に確認しておきましょう。

1.面接当日の服装

面接の場では、身だしなみによって第一印象が決まります

社会人としての常識が備わっているという印象を与えるために、面接当日は基本的にスーツを着用してください。フォーマルな場に着ていくものなので、黒や紺、暗めのグレーで、無地のスーツを選びましょう。

【面接当日の服装のポイント】スーツの色/黒・紺・暗めのグレー|スーツの柄/無地(薄めのストライプも可)|ワイシャツ/白・薄い青|ネクタイ/青・えんじ色|靴/黒・焦げ茶色の革靴|時計/シルバーの金属製|カバン/黒のビジネスバッグ

女性の服装のポイントは?

女性の場合も、面接当日は基本的にスーツを着用しましょう。ボトムスはスカート・パンツどちらでも構いません。

スーツの色味は黒・濃紺・グレーを選ぶようにしましょう。

面接当日の服装のポイント(女性編)

スーツの色 黒・濃紺・グレー
スーツの柄 無地
ボトムス スカート・パンツどちらでも可

(スカートは膝丈、パンツは足首が隠れるくらいの丈)

インナー 白や淡色のワイシャツ・カットソー
黒のパンプス(シンプルなデザインのもの)
時計 シルバーの金属製
カバン 黒(無地)の肩掛けバッグ

服装に関するよくある疑問

Q.カジュアルな服装でOKと言われた場合の服装は?

A.面接はフォーマルな場なので、カジュアルな服装でOKと言われた場合でもスーツで行くのが無難です。スーツを着用していて、印象がマイナスになることはありません。

逆に私服で面接に臨んでしまうと、自分では無難な服を選んだつもりでも「この人は自社の雰囲気に馴染めないのでは?」といった余計な印象を与えてしまうことがあります。

Q.当日までにスーツを用意できない場合は?

A.どうしても用意できない場合に限り、採用担当者に事情を話し、服装について指示を仰ぎましょう。特例として、私服や作業着での面接が認められるケースがあります。

ただし、服装に関するリスクはスーツさえ購入すれば解消できることが多いため、二次以降の面接に備えて、時間を作り必ずスーツを購入するようにしましょう。

Q.スーツで出社すると転職活動がバレそう……対処法は?

A.職場以外の場所にスーツを保管して、面接前に着替えるようにしましょう。電車通勤の場合は駅のコインロッカー、マイカー通勤の場合は車内に保管するのがおすすめです。

なお、スーツがしわにならないように、必ずスーツカバーに入れて保管してください。

着替える場所は、トイレやレンタルスペース、ネットカフェが定番。職場付近だと同僚に目撃されるリスクがあるので、面接会場の付近に適した場所が無いか調べておきましょう。

Q.マスクは着用すべき?

A.転職活動においてマスクを着用すべきかは、応募先の企業の方針によって異なります。そのため、一概にマスクを着用すべき・外すべきとは言えない状況です。

不安な場合は、事前に電話・メールで確認しておくと安心です。一方で確認がとれていない場合は、マスクを着用して面接会場に向かうのが無難。そのうえで、面接開始時にマスクを外した方がいいか質問するといいでしょう。

2.面接当日の持ち物

面接当日に持っていくべき物は、以下の10種類です。

特に応募書類と、それを入れるための封筒・クリアファイルは重要です。忘れないように、出発前に確認しておきましょう。

面接当日に持っていくべきアイテム

  1. 応募書類(持参するように言われている場合)
  2. 封筒・クリアファイル(応募書類を入れて渡すためのもの)
  3. 応募書類のコピー(面接前に、自分で内容を確認するためのもの)
  4. マスク(白無地の不織布マスクがベター)
  5. スケジュール帳・筆記用具
  6. スマートフォン
  7. 腕時計
  8. 現金・ICカード
  9. 身分証明書
  10. ハンカチ・ティッシュ

3.面接会場でのマナー

面接会場におけるマナーは、基本的なビジネスマナーと変わりません。普段仕事で行っている対応を意識すれば問題ないでしょう。

面接の流れに沿って特に注意しておきたいことをまとめたので、不安な人は確認しておきましょう。

【特に注意しておきたい、面接会場でのマナー】会場へ向かう・面接開始の5分前には会場に到着するよう行動する→受付の案内に従って入室する・面接官が来たら、面接の場を設けてもらったことへのお礼を伝える→面接中・面接官の目を見ながら、ハキハキとした声で話す・適度に相槌を打ち、相手の話を聞いている姿勢を見せる・答えられない質問をされた場合は「考える時間をください」と伝えるか、正直に「わかりません」と伝える→面接が終了する・あらためて面接のお礼を伝える

面接の質問対策は、こちらをチェック!

Web面接の場合のマナー・注意点は?

Web面接ならではのマナー・注意点もあります。面接を受ける場所や、使用するオンライン会議ツールの設定など、下記の5点を確認しておきましょう。

Web面接ならではのマナー

  1. Web面接を受ける場所は、自宅やレンタルオフィスなど静かな場所を選ぶ
  2. 雑音が多い場所で面接を受ける場合は、事前に面接官に相談する
  3. イヤホンは有線タイプの、シンプルなデザインのものを使う
  4. オンライン会議ツールのユーザー名・写真は、本名+自分の顔写真にする
  5. 面接開始の5~10分前にオンライン会議ツールに接続し、待機する

もし面接に遅れそうになったら?

万が一、面接当日に遅刻しそうになった場合、遅刻の可能性が出た時点で応募先企業の採用担当者に電話で連絡してください。

連絡ナシで遅刻した場合社会人としての基礎ができていないと判断され、悪い印象を持たれるリスクが高まります。

下記の例文を参考に応募先へ連絡を入れ、このあとどうすべきか判断を仰ぎましょう。

お詫びの電話の例文

お忙しいところ失礼いたします。本日○○時から面接のお時間をいただいております【氏名】です。

大変申し上げにくいのですが、現在○○線の電車が遅延しており、御社への到着が○○時○○分頃になってしまう見込みです。

ご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございません。

このまま面接に伺ってもよろしいでしょうか?

ご連絡ありがとうございます。かしこまりました。

○○時○○分頃から対応可能ですので、そのまま会場までお越しください。

承知いたしました。この度はご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。何卒よろしくお願いいたします。

監修者

宮原 泰成
株式会社クイック キャリアアドバイザー

施工管理をはじめとした、建設業界専門のキャリアアドバイザー。特に関西エリアの転職支援に強みがあり、大手から中小・ベンチャーまで幅広い企業で実績を築いている。チームマネージャーを務めており、建設業界全体の動向はもちろん、各企業の採用動向や事業戦略にも精通している。

(セコカンプラス編集部)

転職について相談したい
経験を活かせる求人を知りたい

お気軽にご相談ください

セコカンプラスおすすめ記事