【まるわかり】主任技術者の申請ガイド|申請の流れ・必要な書類を網羅

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建設工事の際に配置する必要がある主任技術者。その申請の流れは、大きく分けて3ステップに分かれています。

下記の3ステップに沿って必要事項や用意すべき書類などを確認し、申請に備えましょう。

1:要件を満たしているか確認する

主任技術者になるには、資格・実務経験・登録技能者講習のいずれかの要件を満たす必要があります。

まずは申請しようとしている技術者が、下記の3種類の要件にあてはまるか確認しましょう。

【3種類の要件のいずれかに該当すれば、主任技術者になることができる】1.指定された、1・2級国家資格を持っている/2.一定期間以上の実務経験がある・指定学科を卒業した場合…3~5年・指定学科以外を卒業した場合…10年以上/3.指定された、登録技能者の講習を受けている

具体的な資格名・実務経験の内容などは、こちらで確認!

主任技術者に必要な資格・実務経験は?|3つの要件を解説

2:要件を証明できる書類を用意する

主任技術者になるための要件を満たしていることが確認できたら、発注者との契約書類で指定されている、主任技術者資格を客観的に証明できる書類を用意します。

提出書類は発注者によって異なりますが、代表的なものは下記の通りです。資格・実務経験・登録技能者講習のそれぞれで求められる書類が異なるため注意しましょう。

要件 証明できる書類
資格
  • 技術検定、技能検定の合格証明書・合格証書
  • 技術士の登録証
  • 各種試験の免許証・免状・資格者証
実務経験 下記A・Bについて、それぞれ書類が必要です。

【A】実務経験の内容を確認できる書類

  • 実務経験証明書 ……など

【B】常勤性を証明できる書類

  • 健康保険被保険者証(所属業者が特定できるもの)
  • 住民税特別徴収税額(変更)通知書
  • JCISによる所属情報 ……など
登録技能者講習
  • 登録基幹技能者講習の講習修了証

参考:静岡市「建設工事における技術者等の適正な配置のための手引(PDF)」、東京都都市整備局「工事の受注に係る書類(PDF)

3:申請書類を作成・提出する

主任技術者の申請には、技術者の氏名や経歴を記載する書類の作成・提出が求められます。発注者から求められたタイミングで、忘れずに提出しましょう。

なお、書類の名称は発注者によって異なり、「主任技術者証明書」や「現場代理人及び主任技術者等通知書」「実務経験証明書」などさまざまです。

たとえば東京都都市整備局の場合は、工事の請負契約の際に「現場代理人及び主任技術者等通知書」や「経歴書」といった書類の作成・提出が求められています。

今回は東京都都市整備局を例にサンプルを作成したので、どんな情報が必要になるかイメージをつかんでみましょう。

例)現場代理人及び主任技術者等通知書

誰が主任技術者を担当するかを知らせるための書類です。工事の件名・契約金額といった概要とともに、現場代理人や主任技術者の氏名・連絡先を記入します。

記入例|主任技術者氏名:施工勘太郎(せこうかんたろう)

参考:東京都都市整備局「工事の受注に係る書類

例)経歴書

経歴書は、「現場代理人及び主任技術者等通知書」の「主任技術者氏名」欄に記入した人物が、主任技術者の要件を満たしていることを伝えるための書類です。所持している資格や実務経験(職歴)を具体的に記入しましょう。

また、こちらの経歴書とセットで、資格・実務経験の証明となる書類(資格の合格証明書など)も提出してください。

経歴書(主任技術者)記入例|氏名:施工勘太郎(せこうかんたろう)/学歴:平成〇〇年〇月〇〇大学〇〇学部〇〇科 卒業/職歴:平成〇〇年〇月~平成〇〇年〇月 株式会社〇〇〇〇/平成〇〇年〇月~令和〇〇年〇月 株式会社××××|資格:平成〇〇年〇月 1級建築施工管理技士 取得

参考:東京都都市整備局「工事の受注に係る書類

なお、実務経験の数え方は下記の記事でくわしく解説しています。数え方は発注者によって異なるため、契約書類や発注者のホームページなども併せて確認しましょう。

ややこしい「実務経験の数え方」を、実例付きで解説!

【記入例つき】建設業の実務経験年数の数え方

(セコカンプラス編集部)

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