【2021年版】ハウスメーカーの平均年収ランキング|上位3社の接戦を制したのは…

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各社が公表している2020年度の有価証券報告書をもとに、ハウスメーカーの2020年度平均年収ランキングを作成しました。

今回対象としたのは、主要ハウスメーカーのうち、上場して有価証券報告書を提出している企業9社です。

ハウスメーカー9社の平均年収ランキング

有価証券報告書によると、ハウスメーカー9社の平均年収は、800万円台が3社、700万円台が2社、600万円台が2社、500万円台が1社、400万円台が1社という結果になりました。

9社中6社で、前年よりも平均年収がダウンしています。

ハウスメーカー9社の平均年収ランキング(2020年度) 1. 積水化学工業:平均年収 870.0万円 前年比較 -33.9万円/2. 住友林業:平均年収 869.9万円 前年比較 11.2万円/3. 大和ハウス工業:平均年収 867.8万円 前年比較 -50.6万円/4. 積水ハウス:平均年収 792.7万円 前年比較 -9.5万円/5. 飯田グループホールディングス:平均年収 733.4万円 前年比較 -18.7万円/6. タマホーム:平均年収 693.4万円 前年比較 38.3万円/7. オープンハウス:平均年収 644.9万円 前年比較 -10.8万円/8. フジ住宅:平均年収 563.0万円 前年比較 21.6万円/9. ヒノキヤグループ:平均年収 411.4万円 前年比較 -131.5万円

各社の有価証券報告書(2020年度)をもとに作成

トップは積水化学工業で870万円

今回のランキングトップは積水化学工業で、平均年収は870.0万円でした。前年より33.9万円ダウンしているものの、2位の住友林業(869.9万円)を僅差で抑えての1位となっています。

積水化学工業の2021年度業績見込みは好調で、売上高が前年度比9.4%増の1兆1,555億円、営業利益が同33.7%増の900億円となる予想。新築売上棟数の増加や固定費の抑制、売値改善などを背景に、売上高・営業利益の増加が見込まれています。

なお、2019年度トップだった大和ハウス工業の平均年収は867.8万円。前年より50万円以上ダウンし、順位も3位まで下がりました。

タマホームが大幅増

平均年収がアップしていた3社のなかでも、最も増加額が多かったのがタマホームです。平均年収は693.4万円で、前年から38.3万円アップしました。

同社の業績も好調で、2021年度の売上高は前年度比7.8%増の2,350億円、営業利益は同9.1%増の120億円の予想です。独自の流通システムによる木材価格の高騰対策や、地域限定商品・期間限定商品の好調な受注、リフォーム受注活動の展開により増収増益を実現しています。

ヒノキヤグループが、130万円以上ダウン

平均年収が大きく落ち込んだのがヒノキヤグループで、平均年収は411.4万円でした。昨年度の542.9万円から131.5万円のダウンとなっています。

2020年度の売上高は前年から約33億円減の1,144億円でしたが、2021年度の業績は好調。全館空調システム「Z空調」の評価の高まりや、戸建て住宅への関心の高まりなどを背景に、2021年第3四半期の受注棟数・受注金額は過去最高を更新しています。

通期の業績予想も、売上高が前年度比4.9%増の1,200億円、営業利益は同0.3%増の66.5億円と増収増益に着地する見込みです。業績の好転が平均年収に影響するのか、気になるところです。

(セコカンプラス編集部)

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