施工管理の年収は、どのように分布しているのでしょうか?
この記事では、ゼネコン編に引き続き、現役施工管理へのアンケートをもとに、サブコンに勤める施工管理の年収を集計。年収を100万円単位で区切り、それぞれに当てはまる人の割合を調査しました。
サブコンで働く施工管理の年収分布
調査の結果、サブコンに勤める施工管理の平均年収は644万円で、最も多いのは年収600万円台であることがわかりました。
最も割合が高い年収600万円台の施工管理は、全体の23.4%を占めています。次いで多いのが、年収500万円台で22.9%。3番目に多いのは年収700万円台で17.6%でした。
今回のアンケート結果では、サブコンの年収分布は綺麗な山型になっているのが特徴です。年収500万円台・600万円台がほぼ同率で並び、5ポイント下がって年収700万円台、さらに5ポイントほど下がって年収400万円台・800万円台が続いています。
中小企業と大企業で、年収分布を比較すると?
次に、勤務先の企業規模によって年収の分布がどう異なるのか見てみましょう。
今回は、中小企業庁の定義に基づいて中小企業(従業員数300名以下)と大企業(従業員数301名以上)を分け、それぞれの年収を集計しました。
中小企業・大企業ともに500万円台・600万円台が多い
中小企業と大企業を比較しても、ボリュームゾーンは同じです。
中小企業に勤める施工管理の場合、最も多いのは年収500万円台と年収600万円台で、割合は同率の23.0%。大企業の場合は、最も多いのは年収600万円台で24.0%、2番目に多いのは年収500万円台で22.1%でした。
大企業は、700万円台・800万円台も多い
中小企業と比べて、大企業では年収700万円台・800万円台の人が多いことがわかりました。年収700万円台は19.8%、800万円台は14.0%となっており、いずれも中小企業より5ポイントほど高くなっています。
一方で年収400万円台は少なく、中小企業より13ポイントほど低いという結果に。ボリュームゾーンこそ同じですが、大企業のほうが年収が高くなりやすい傾向があるようです。
参考に、大手サブコン16社の平均年収をランキング形式でまとめました。どんな企業が年収700万円台・800万円台かなど、具体的なイメージはこちらの記事で掴めます。
大手サブコン16社の平均年収ランキングは……
アンケートの概要
求人サイト『建設・設備求人データベース』の登録者にアンケートを送信し、現役の施工管理1,492名が回答した。
調査期間:2020年3月4日~3月11日
(セコカンプラス編集部)