期限切れで監理技術者講習を受講するには?対処法を解説

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専任の監理技術者として配置されるには、定期的に監理技術者講習を受講して、期限が切れる前に監理技術者資格者証を更新しておく必要があります。

この記事では、資格者証や講習の期限が切れてしまった場合に監理技術者資格を再取得するための方法を解説しています。

まず何の対応が必要か確認しよう

必要な対応は、何の有効期限が切れているのかによって異なります。

何の手続きをすればいい? 監理技術者講習の有効期間が過ぎているは講習の受講をする。監理技術者資格者証の有効期限が切れている場合は資格者証の発行をする。どちらも期限切れの場合は、講習受講と資格者証発行の両方が必要!

必要な対応がわかったら、次は具体的な方法を確認しましょう。監理技術者講習を受講する方法監理技術者資格者証を発行する方法を解説しているので、自分に必要な部分をチェックしてください。

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講習を受講する

監理技術者講習の有効期間が過ぎている場合は、改めて講習を受講する必要があります。

受講の手続きは、講習を実施している機関に受講申し込みをするだけ。前回受講した監理技術者講習の有効期間が過ぎていても、特別な手続きは必要ありません。

監理技術者講習はどこで受けるのがいい?

監理技術者講習は5つの機関で実施されています。下記の記事を参考に開催エリアや日程などをチェックし、条件が合うところを選んで受講するようにしましょう。

講習の実施機関は5つ!何が違う?どこがおすすめ?

なお、専任の監理技術者として配置される場合、資格者証が期限内だとしても、講習の期限が切れているだけで、法令違反になるので注意しましょう。

講習を受講した後の対応も忘れずに

講習を受講したら、修了後に監理技術者講習修了ラベルが発行されます。受け取ったら、資格者証の裏面にある監理技術者講習修了履歴欄(※)に必ず貼り付けておきましょう。資格者証備考欄への貼り付けはNGです。

講習の修了履歴ラベルを貼り付ける場所は監理技術者講習修了履歴エリアです。

※監理技術者講習修了履歴欄がない場合は、資格者証備考欄の上部にある黒いラインの上に貼り付けてください。

なお、講習受講と資格者証発行のどちらも行う場合、先に講習を受講するのがおすすめ。資格者証の発行手続き時に講習の修了履歴を記載することで、資格者証の裏面に講習の受講履歴を印字してもらえるので、講習修了ラベルを貼り付ける必要がなくなります。

資格者証を発行する

監理技術者資格者証の有効期限が切れている場合は、更新ではなく新規申請手続きが必要です。

手続きは建設業技術者センターが行っており、一級国家資格などの資格で要件を満たしている場合は「新規申請(一級国家資格等)」、実務経験で要件を満たしている場合は「新規申請(実務経験)」のぺージから申請します。

申請後、新しい資格者証の交付までには10~30日程度かかります。現時点で監理技術者として配置される予定がない場合でも、届くまでの期間を考慮して早めに対応しておくと安心でしょう。

手続きの流れや必要なものについては、下記の記事でわかりやすく解説しています。

資格者証の新規申請手続き方法を解説

期限内でも早めの対応が吉

監理技術者資格者証と監理技術者講習のどちらか一方しか期限が切れていない場合でも、もう一方の手続きも早めに済ませておいたほうがいいでしょう。

監理技術者資格者証の有効期限は交付日から5年間で、監理技術者講習の有効期間は受講した翌年の1月1日から5年間。前回同時期に対応した場合は、もう一方の有効期限も近いうちに切れてしまうので、特に注意が必要です。

監理技術者講習の有効期間は翌年1月1日から5年間

監理技術者講習は有効期間が終了する時期が重なるため、年末の日程は申込みが殺到して予約できない可能性もあります。余裕を持って早めに受講しておくようにしましょう。

(セコカンプラス編集部)

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